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「女性は長い間セックスしないでいると、アソコにクモの巣が張る」
いくらなんでも、本当に言葉どおり信じている人はいないだろうが、確かに気になる言葉ではあります。
たとえ、スポーツマンがどんなに鍛え上げた筋肉でも、使わなければすぐにその筋力が低下してしまうことは、周知の事実だからです。
処女はもちろん、経験者でもセックス回数が少ない女性は、ペニス挿入時の抵抗感は強いものです。
これは膣に男性が快感を感じられるような適度な柔らかさがそなわっていないためです。
膣を柔軟化させるのは、プロスタングランディンという物質の働きによる事は先日エントリーしたとおりです。これには筋肉の繊維組織を柔らかくする性質があり、分娩時やセックス時のペニスが出入りする時に分泌されます。
ある程度定期的にセックスしていると、プロスタングランディンが分泌される機会も多いので膣は柔らかく保たれますが、逆に少ないと、その機会も当然減少して膣は柔らかくならないのです。
さらに歳をとるとともに女性の膣は萎縮します。膣の発育には、卵巣から分泌されるエストロゲンという女性ホルモンが大きな影響を与えていますが、20代から30代をピークにこの物質の分泌は減少して、それとともに膣が萎縮するのです。
厳密に言えば、多少の伸展が見られた後に萎縮へといたるわけですが、ともかくこれは生理的メカニズムゆえに、どんな女性も避けられません。
またホルモンだけに限らず、セックスの多少によっても、膣の萎縮の度合いに差が見られることがわかっています。回数が少ないほど膣の萎縮する傾向が強いのです。
つまり年齢を重ねるのと同時に、セックスをしなければしないほど、膣は萎縮し柔軟度も欠いていくというわけです。その結果、ペニス挿入時の抵抗も増し、快感も損なわれます。これをすなわち「クモの巣がはる」と称し、ペニスが入りにくくなる様を表現したのです。
「女性器は使わないとクモの巣がはる」という俗説の一つのたとえとして、医学的にはけっしてまちがいではないのです。俗説とはいえ、あなどれないものです。
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