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いくら言葉で説明されても、男性には絶対に理解できない未知の分野のひとつ、出産。何といっても女性器から、赤ちゃんとはいえ、人間がひとり出てくるのである。人間がひとり出てくるのです。男性の理解をはるかに越えています。
くわえて、あの大きな頭が出てくるということで、膣口も大きく伸びて拡がり、さぞかしユルくになるだろうと、男性なら誰もが想像するにちがいない。無理もないでしょう。分娩中、膣の中が拡がるのは確かに事実なのです。
しかし分娩後もずっと拡がったままというのは有り得ません。というのも、分娩にはプロスタングランディンという物質が関係しており、これが膣腔を拡げるのに一役買っているからだ。
プロスタングランディンとは一種の柔軟化物質で、これには、筋肉の結合組織を作っているコラーゲンを溶かしてしまう作用がある。その働きによって出産時、膣は胎児の通れる大きさに拡がるのです。
ただしこの物質の分泌は一過性のものなので、時間がたてばコラーゲンが再生されて膣は元通りにもどる。分娩直後ならいざ知らず、男性が不満を感じるほどユルんだまま、ということは生理学的にあり得ないのです。
ただし三度以上出産経験を重ねると年齢的な変化もともなって、多少は頼りなくなってくることも確かです。またごくまれなケースですが、本当に膣の筋肉が弛緩したままの状態になってしまうこともないわけではあえいません。そんな場合でも膣と肛門をつなぐ”八の字筋”の筋肉トレーニングのリハビリで、元の状態に戻すことができるそうです。
いずれにしても、女性も出産後、母体が安定すれば以前と変わらない性欲も覚えるし、もちろんオーガズムを感じることもできるのです。
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